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「生徒会にも穴はある!」のあらすじ、むちまろ先生による学園ラブコメ4コマ漫画の感想レビュー

 

生徒会にも穴はある!』は、むちまろによる学園ラブコメ4コマ漫画です。文系秀才だが理系壊滅な高校生・水之江梅が、生徒会に入ることで個性豊かなメンバーたちと騒がしくも愛らしい日常を送る物語。

ムッツリな生徒会長・古都吹寿子、毒舌サイコな会計・照井有栖、生意気美少年・尾鳥たん、小動物系庶務・陸奥こまろらが織りなす、笑いとちょっぴりエッチな青春が展開されます。ギャグとラブコメが絶妙に混ざり、読者を癒しつつ爆笑させる作品です。

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「生徒会にも穴はある!」あらすじ

 

物語の舞台は私立藤成学園高等部。主人公・水之江梅は文系科目に秀でた文学少年だが、理系科目は壊滅的。進級の危機を回避するため、担任の勧めで生徒会に入ることになる。だが、そこに待ち受けていたのは一癖も二癖もある個性派メンバーたち。

生徒会長・古都吹寿子は成績優秀でスポーツ万能、容姿端麗ながらも隠れムッツリ。会計・照井有栖は冷静沈着な毒舌美人。広報・尾鳥たんは中等部の美少年で、生意気かつ煽り体質。庶務・陸奥こまろは小動物系の天然少女。

そんな彼らと梅が織りなすのは、笑いあり、ちょっぴりエッチあり、時に心に刺さるエピソードもある、濃密な学園4コマコメディ。日常の中に潜む非日常、そして生徒会という閉鎖空間で育まれる奇妙な絆が、読者の心をくすぐる。

 

作者紹介

 

むちまろは、前作『世が夜なら!』で注目を集めた新鋭漫画家。繊細なキャラクター描写と、ギャグとシリアスの緩急を巧みに操る構成力が持ち味。『生徒会にも穴はある!』では、4コマ形式ながらも濃密なキャラ関係と物語性を展開し、読者の支持を獲得。

2023年には「次にくるマンガ大賞」コミックス部門で1位を受賞。2025年には累計発行部数150万部を突破し、TVアニメ化も決定。むちまろの作風は、単なるギャグに留まらず、キャラクターの背景や感情を丁寧に描くことで、読者に深い共感を与える。

 

登場人物一覧

 

水之江梅(みずのえ うめ) 文系秀才だが理系壊滅。生徒会に入ることで人生が一変する主人公。

古都吹寿子(ことぶき ひさこ) 生徒会長。完璧超人だが、ムッツリスケベというギャップが魅力。

照井有栖(てるい ありす) 会計。冷静で毒舌、サイコ気質もあるが根は優しい。

尾鳥たん(おとり たん) 広報。中等部の美少年。煽り体質で自由奔放。

陸奥こまろ(みちのく こまろ) 庶務。天然で小動物系。癒しと破壊力を兼ね備えた存在。

平塚敏深(ひらつか さとみ) 梅の担任。ズボラで適当だが、生徒思いの一面も。

その他にも、風紀委員、図書委員、ロボ研、水泳部、生物部、軽音部、手芸部、英国式茶道部、裏カジノ部など、藤成学園には個性豊かなキャラクターが多数登場。サブキャラも一人ひとりが濃く、物語に彩りを添えている。

 

感想・考察

 

本作は、表面的には下ネタ満載のギャグ4コマだが、実際にはキャラクターの内面や関係性に深みがある。特に、登場人物たちが抱える孤独やコンプレックスが、笑いの裏に見え隠れする点が印象的。

例えば、尾鳥たんの奔放さは家庭環境の不在による寂しさの裏返しであり、こまろの天然さも、周囲との距離感を測る術を知らない不器用さの表れ。寿子のムッツリも、完璧であることを求められるプレッシャーの逃げ道かもしれない。

こうした背景があるからこそ、彼らが生徒会という場で居場所を見つけ、互いに干渉し、時にぶつかりながらも絆を育む姿が、ただのギャグでは終わらない感動を生む。

 

作品の特徴と読みどころ

 

  • ギャグとラブコメの絶妙なバランス  下ネタや言葉遊びが多いが、ラブコメ要素も強く、キャラ同士の関係性が丁寧に描かれる。

  • 4コマ形式ながら物語性がある  一話完結の形式を取りつつ、キャラの成長や関係の変化が積み重ねられていく。

  • キャラクターの魅力が圧倒的  全員が「属性の宝石箱」と言えるほど個性的。推しが必ず見つかる。

  • 絵のクオリティが高い  可愛さとエロスを両立させた作画は、4コマとは思えない完成度。

  • アニメ化による展開の広がり  2025年にTVアニメ化が決定し、今後さらに注目度が高まること間違いなし。

 

「生徒会にも穴はある!」まとめ

 

生徒会にも穴はある!』は、単なるギャグ4コマではなく、キャラクターの魅力と関係性の深さが光る作品。むちまろの繊細な描写力と構成力により、笑いながらも心に残るエピソードが多数存在する。

生徒会という閉鎖的な空間で、個性豊かなメンバーたちが織りなす日常は、読者にとっても居場所となる。癖が強くても、どこか愛おしい。そんなキャラクターたちと過ごす時間は、きっとあなたの心を温めてくれるだろう。

今、一番かわいくて、ちょっぴりえっちな“生徒会”がここにある。

 

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