『今日はカノジョがいないから』岩見樹代子(百合、ヒューマンドラマ、社会人、不倫・浮気)。
恋人の浮気に傷つき、あてつけのように見知らぬ女性と一夜を共にした米田結。しかし、その相手はあろうことか浮気相手の「本命」だった。裏切りから始まった、嘘と秘密が交差する四角関係。泥沼の中に漂う切なさと、女性たちの繊細な心理描写が光る、背徳感たっぷりの大人の百合コミックです。
『今日はカノジョがいないから』
恋人のナナミが浮気をしている。その事実に絶望した結は、自暴自棄になりマッチングアプリで出会った女性・早坂と関係を持ってしまいます。しかし後日、早坂こそがナナミの浮気相手であることを知り、事態は複雑に絡み合っていきます。
本作の魅力は、単なる「ドロドロの愛憎劇」に留まらない点にあります。登場人物たちの心の欠落や、誰かを独占したいという歪んだ独占欲、そして「寂しさ」を埋めるために重ねてしまう過ちが、岩見樹代子先生の圧倒的に美麗な筆致で描かれます。
加害者であり被害者でもある4人の女性たちが、嘘を重ねながらも求めてしまうのは真実の愛なのか、それとも一時の安らぎなのか。読み進めるほどに、読者は彼女たちの危うい均衡から目が離せなくなります。読後、胸に深く刺さるような痛みと美しさが同居する、唯一無二の百合ドラマです。
【この記事を読むとわかること】
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泥沼から始まる四角関係:裏切りと偶然が重なり、複雑に絡み合う4人の女性たちの人間模様が把握できます。
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繊細な心理描写の妙:言葉にできない「寂しさ」や「執着」を丁寧に描く、本作ならではの魅力を解説します。
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大人の百合の深淵:甘いだけではない、毒とスパイスが効いたストーリー展開の見どころが分かります。
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目次(もくじ)
🟩今日はカノジョがいないから(岩見樹代子)
本作は、一迅社の『コミック百合姫』にて連載された、大人の女性たちの「嘘」と「執着」を描いた百合ヒューマンドラマです。
付き合って3年になる恋人の浮気を目撃してしまった主人公・結。その当てつけに知らない女性と一夜を共にしますが、実はその相手こそが恋人の浮気相手だった……という衝撃の導入から物語は動き出します。
単なる恋愛漫画の枠を超え、独占欲や自己犠牲、孤独といった普遍的なテーマを、圧倒的に美麗なビジュアルで描き出した人気作です。
あらすじ:「今日はカノジョがいないから」
主人公の米田結は、恋人のナナミが隠れて浮気をしていることに気づいていました。裏切りへの絶望と、それでも彼女を嫌いになれない自分への苛立ちから、結はマッチングアプリで出会った見知らぬ美女・早坂と関係を持ってしまいます。
しかし、この一夜の過ちは単なる気休めにはなりませんでした。驚くべきことに、早坂こそがナナミの浮気相手の本命だったのです。結はナナミを取り戻すため、あるいは自分を傷つけた世界への復讐のため、早坂と「ナナミに内緒で会う」という歪な協力関係(あるいは共犯関係)を築くことになります。
一方で、ナナミもまた結を愛していながら、なぜか他の女性との関係を断ち切ることができません。そこに早坂の過去を知る人物や、結に思いを寄せる同僚などが絡み合い、事態はさらに泥沼化していきます。愛されたいという切実な願いが、皮肉にも他人を傷つけ、自分を追い詰めていく。嘘に塗り固められた関係の果てに、彼女たちが手にする「答え」とは何なのか。最後まで目が離せない心理戦が展開されます。
作者紹介
原作:岩見樹代子
繊細なタッチと重厚な心理描写で知られる漫画家。キャラクターの指先の動きや視線の配り方ひとつで、言葉にできない複雑な感情を表現する卓越した演出力が、多くの百合ファンから絶大な支持を得ています。
作画:岩見樹代子
原作・作画の両方を手掛けており、一貫した世界観を構築。特に女性の美しさと、その裏にある危うさ、艶やかな色気を感じさせる描写に定評があり、シリアスなドラマをよりドラマチックに引き立てます。
代表作
『無邪気なふりして』『透明な関係』『君は世界を壊さない』など。複雑な家庭環境や、歪な愛情関係をテーマにした作品を多く世に送り出しています。
作品
本作『今日はカノジョがいないから』は、彼女のキャリアの中でも「浮気」というタブーに真っ向から切り込み、連載当初から大きな反響を呼んだ意欲作です。
『今日はカノジョがいないから』物語の見どころ
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衝撃の四角関係: 「恋人の浮気相手と浮気をする」という、これまでにない背徳的なプロットが読者の心を掴みます。
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緻密な心理描写: 誰が一番悪いのか、誰が一番可哀想なのか。視点が入れ替わるたびに変わる感情のグラデーションが見事です。
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官能的で美しい作画: 結びつきを確認し合うようなベッドシーンや、泣き顔の美しさが、物語の切なさを何倍にも高めています。
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予測不能な結末: 泥沼の果てにハッピーエンドはあるのか。読者の予想を裏切り続けるストーリー構成が白眉です。
🟩今日はカノジョがいないから・ネタバレ感想(1巻)
「浮気の復讐に浮気相手を寝取る」という導入のインパクトが凄まじいですが、読み進めると、全員が「寂しさ」を抱えた不器用な人間であることに気づかされ、胸が締め付けられます。
【ネタバレポイント】
1巻の最大の見どころは、結と早坂が対峙した際の緊迫感です。
早坂は結が「ナナミの恋人」だと知った上で近づいており、その真意が図りかねる恐怖があります。
また、一見すると被害者である結も、復讐心から早坂に溺れていく姿は危うさに満ちています。
ナナミもまた、結を失いたくないと言いながら浮気を止められない「心の病み」を抱えており、平穏な日常が崩壊していく様が克明に描かれています。
ラストで早坂が結に見せる「ある表情」は、読者に強烈な違和感と興味を抱かせ、次巻への期待を煽ります。
登場キャラクター紹介
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米田 結: 本作の主人公。ナナミを一途に愛しているが、彼女の浮気に翻弄され、自らも泥沼に足を踏み入れる。
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ナナミ: 結の恋人。明るく社交的だが、無自覚に(あるいは自覚的に)複数の女性と関係を持つ奔放な性格。
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早坂: ナナミの浮気相手であり、結と一夜を共にした謎の美女。結に対して執着を見せる。
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小坂: 結の同僚。真面目で結を心配しているが、彼女自身も結に対して特別な感情を抱いている。
アニメと原作(漫画)の主な違いは
現在、本作はアニメ化されておりません(2026年時点)。そのため、物語の全容を楽しむには原作コミックスが唯一の手段となります。
岩見樹代子先生の絵は非常に情報量が多く、キャラクターの微妙な表情の変化や、背景の空気感が物語の鍵を握っているため、アニメで再現するのが非常に難しいと言われるほど完成された世界観を持っています。
漫画ならではの「間」や「演出」を、ぜひ紙面や電子書籍で堪能してください。
作品詳細(漫画)
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シリーズ名:今日はカノジョがいないから
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作者:岩見樹代子
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出版社:一迅社
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掲載誌・レーベル:百合姫コミックス
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ジャンル:百合、ヒューマンドラマ、社会人
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巻数:全5巻(完結)
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電子書籍:各主要プラットフォームで配信中
🟩この記事のまとめ
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恋人の浮気相手と関係を持つという、背徳的な「共犯」百合ドラマ。
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岩見樹代子先生による圧倒的に美麗な作画と、鋭い心理描写が魅力。
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全5巻で完結しており、一気読み推奨の濃密なストーリー構成。
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誰もが被害者であり加害者である、大人の愛憎劇を楽しめる。
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